転職して年収600万円から350万円になった話。【挫折編】

関西のマンモス私大を卒業後、新卒採用で大手専門商社へ就職。

ボーナスは夏に約70万円、冬に約100万円。

社会人2年目の年収は580万円。

と、資格も無いド中堅学歴の割には高給な企業へ勤めていました。

そんな私が仕事に挫折し、転職活動をおろそかにしたまま退職した結果、

年収は350万円になり、マイカーを売り、1年半付き合った彼女と別れ、15㎏太り、借金50万円を背負うことになった話を紹介します。

 

【挫折編】

コロナ元年、入社後2か月の在宅リモート研修を経て人事部より初期配属を言い渡されました。

配属先は住宅設備及び建設資材を取り扱う部門。

やりたかった部門ではないものの、そこまで強いこだわりはなかったということもあり、悪い印象はありませんでした。

最初の仕事は営業アシスタント。主な仕事は見積作成、受発注、請求書作成などの社内業務でした。

クライアントはハウスメーカー工務店など戸建て住宅を建設する企業で、先方から送られてくる仕様書を基に、浴室やキッチンなどのプランと見積を作成することと、現場の工程を確認しながらそれらの商材や工事担当者を手配することがメインでした。

細かい作業や管理が苦手な私とは相性が最悪な仕事で、

ことあるごとにミスを連発し、クライアントに迷惑をかけ、会社には損害を与えていました。

自責の念が強い私は自信を無くし、焦ることでミスの頻度を加速させていくのでした。

 

〈主なミス〉

・色やサイズ間違いなどの発注ミスにより、工期が遅れる。

・納期ミスで工事の空振り費用を発生させる。

・計上処理間違いで、仕入れ先への支払いが遅れる。

 

そんなミスを続ける私に対しても上司や先輩は温かい声をかけてくださり、そのほかの部分を褒めていただいたりととても温厚に接してもらっていました。

その周りのやさしさがとても苦しく、情けなく、悔しく、余計に自分のことが嫌いになり、日に日に無気力になっていくのでした。

 

「、、、、、、、、もう無理だ。仕事をやめよう。」

 

【退職編】へ続く